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公共の場での造園の意義とは

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優れた造園によって個人の住宅にもたらされる潤いと豊かさがすばらしいものであることは言うまでもありません。

とすれば、さらにエリアを広げて、街における造園の意義の是非は問うまでもないことでしょう。

都市の中の緑はこれまでも、景観を整え、道行く人の目と気持ちにやすらぎをもたらし、さらに手入れの行き届いた堂々とした樹木が街に風格を与えるとされ大いに愛されてきましたが、近年になって、樹木や公園に期待される役割はさらに大きくなっています。

地球温暖化と省エネが取りざたされるようになってから、植物の持つ力は年々大きな注目を集めるようになってきました。

特に大型都市においては、自然な風の通り道を塞いで建てられた大量の建築物が蓄える熱や、コンクリートやアスファルトによって下がった光反射率などの様々な都市ならではの原因によるヒートアイランド現象を緩和させるために、可能な限り緑を増やすという計画が実行されています。

条例によって、一定の条件のもとではビルの緑化が義務づけられている場合もあります。

また川や沼、池を保護し、水辺からの風を防ぐことのない街作りも提唱されています。

多くの都市部の自治体で、街の緑化への取り組みが盛んになっている昨今、造園に期待される働きは、もはや憩いの場を市民に提供することだけには留まらなくなってきているのです。

現在の都市部においては、街全体の景観だけでなく、そこに住む人々、働く人々すべての健康をはじめ、個々の都市よりさらに大きなエリアの、環境そのものを助ける造園が必要となります。

そのため、これまでとは異なる場所での造園も珍しくなくなってきました。

エコルーフなどとも呼ばれる屋上緑化のための造園などはその良い例と言えるでしょう。

ヒートアイランド現象を和らげる効果を狙って、都市のビルの屋上にできるだけ沢山の植物を植えようという造園ですが、やはり単に植物を寄せ集めるだけではなく、庭としての機能も持たせたい、と希望する人々も多く、様々な工夫を凝らした造園を見ることができます。


 
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