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ランドスケープと造園

ランドスケープと造園の画像

造園や建築、都市整備などについて調べてゆくと、ランドスケープという言葉によく出合います。

日本語で言うと単純に景観とか風景、環境、場合によっては造園そのものを指すこともありますが、ランドスケープアーキテクトやランドスケープ・デザインというように、造園やその造形のみではなく、都市や土地を包む空間や都市自体、またそこに関わる政治や経済といったいろいろな要素を含んでいる言葉です。

特に都市開発や地域発展、環境に関わる研究など、学術的な概念として利用されることが多く、造園や建築、ガーデニング、環境について専門的に携わる人にとっては耳慣れた言葉でしょう。

写真や絵画の世界でも利用されることがあります。

日本語では最も近い言葉としては環境が候補に挙げられますが、もともとの語源はオランダ語で、風景画を注文する際に利用された用語が、英語、ドイツ語などに派生したため、各国で多少定義が異なる面もあるようですが、日本語の環境よりはさらに公的で、環境そのものばかりではなく、そこに暮らす人間の社会的な構造までも包括している言葉と考えると良いようです。

日本で造園の意味で使われるランドスケープは、ランドスケープ・アーキテクチャの略ととらえた方が正確かも知れません。

現在では、造園設計やデザイン、都市設計にかかわる法人や団体などの多くがランドスケープと言う言葉を団体名に利用していたり、また新たに加えたりすることが多いようです。

海外では公の場ではもちろん、人宅の設計、建築の場合にも、ランドスケープアーキテクトの専門家の立ち会いが義務づけられている場合もあります。

この資格は大学などで地理を学んだ人が得ることができるようです。

都市づくりや造園は自然と人工物をミックスさせる作業ですが、専門的な学術、研究の場においてもこれも時代によってその案配が変化してきているのは興味深いところです。

かつては手つかずの自然は単に人のいない空白部分としか見なされていなかったものが、昨今ではいかに都市を自然に馴染ませ、織り込むことができるかという考え方に変化してきているのです。


 
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